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電子記録債権・電子記録債務の仕訳【簿記3級】発生から決済までやさしく解説

監修:小山晃弘(公認会計士・税理士)|更新:2026年6月12日

「電子記録債権って、手形と何が違うの?」——簿記3級の学習でつまずきやすい論点ですが、安心してください。覚える仕訳パターンは4つだけ。この記事では、無料アプリ「ガブの簿記3級トレーニング」の実際の例題を使って、発生から決済までを一気に整理します。

電子記録債権とは?(30秒で理解)

電子記録債権は、紙の手形の代わりに、電子データで記録される債権です。銀行を通じて「発生記録」をすると債権・債務が成立し、期日になると口座で自動決済されます。紙がないので、印紙代がかからず、紛失の心配もありません。

💡 考え方はシンプル:「売掛金・買掛金を、電子的な債権・債務に振り替えるだけ」。手形の仕訳とまったく同じ構造です。

仕訳パターンは4つだけ

発生記録のとき決済(入金・引落し)のとき
債権者側
(売る側)
借)電子記録債権
貸)売掛金
借)当座預金
貸)電子記録債権
債務者側
(買う側)
借)買掛金
貸)電子記録債務
借)電子記録債務
貸)当座預金

ポイントは、債権者は「電子記録債権」(資産)、債務者は「電子記録債務」(負債)と、使う勘定科目が立場で変わること。試験では問題文の主語がどちら側かを最初に確認しましょう。

例題を解いてみよう(アプリの実問題)

例題

売掛金¥80,000について、取引銀行を通じて電子記録債権の発生記録を行った。借方の科目は?

答えと解説

借)電子記録債権 80,000 貸)売掛金 80,000

売掛金(資産)が、電子記録債権(資産)に振り替わります。「売掛金が形を変えただけ」とイメージすると忘れません。決済されたときは、借)当座預金貸)電子記録債権で資産を減らします。

ひっかけ注意ポイント

⚠️ 「受取手形」と書かない! 問題文に「電子記録」とあれば、科目は必ず電子記録債権/電子記録債務。手形勘定との混在ひっかけが頻出です。

まとめ

①立場を確認(債権者か債務者か)→ ②発生記録は「掛け代金からの振替」→ ③決済は当座預金との増減。この3ステップで、本番でも迷いません。

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小山
監修:小山晃弘(こやま あきひろ)公認会計士・税理士・米国公認会計士。「お金がなくても質の高い学習を」を信条に、簿記の無料学習アプリ「ガブの簿記トレーニング」を開発・監修。